SK hynix、2025年度決算で過去最高益を記録
2026年2月1日 (日)
- •SK hynixが2025年度に売上高97.1兆ウォンを達成し、営業利益は前年比2倍に急増した。
- •AIの学習および推論用ハードウェアへの莫大な需要により、HBMの売上高が2倍以上に成長した。
- •次世代のHBM4および1cnm DRAMの量産を開始し、AIインフラ市場での主導権を盤石なものにしている。
SK hynixは、AIエコシステムの爆発的な成長を裏付ける2025年度の驚異的な決算を発表した。営業利益は前年比でほぼ倍増となる47.2兆ウォンを記録し、同社は従来のメモリサプライヤーからAI時代の不可欠なインフラパートナーへと見事な転換を遂げた。この躍進を牽引したのは、IT大手が競って強力なAIクラスターを構築する中で売上高が2倍以上に跳ね上がった、HBM市場である。
同社の成功は単なる販売量の増加にとどまらず、高付加価値な特化型ハードウェアへの戦略的転換によるものだ。前年度は大規模言語モデル(LLM)の学習が市場を支配していたが、AIが実際にタスクを実行する「推論」フェーズへの移行に伴い、eSSDや大容量サーバーモジュールといった多様なソリューションへの需要が高まっている。これに対しSK hynixは、次世代の高速メモリであるHBM4を業界で初めて量産し、将来のAIチップが求める厳格なパフォーマンス要件にいち早く応える構えだ。
現在の好調な販売に加え、同社はサプライチェーンの強靭化を目指し、グローバル拠点の拡大を積極的に進めている。具体的には、韓国のM15X工場の稼働加速や、米国インディアナ州での先端パッケージング施設の建設が進められている。前工程のチップ製造と後工程のパッケージングを統合することで、特定の顧客ニーズに合わせた「カスタムHBM」ソリューションの提供を狙う。また、巨額の株主還元策も発表されており、AIハードウェアサイクルの継続的な勢いに対する同社の強い自信が伺える。