Amazon、ブラウザ自動化SDK「Nova Act」を公開
2026年4月1日 (水)
- •Amazon Nova Actは、自然言語の指示でAIエージェントがウェブサイトを操作し、データを抽出することを可能にする。
- •オープンソースのSDKとして提供され、並列ブラウザセッションや、複雑なCaptchaを解決するためのヒューマン・イン・ザ・ループ機能をサポートする。
- •小売業者は、エラーの起きやすい手動のワークフローに代わり、競合他社の価格監視を自動化できる。
Amazonは、人間のようにウェブサイトを操作できるインテリジェントなエージェントを構築するためのオープンソース・ソフトウェア開発キット「Nova Act」を発表した。従来のウェブスクレイピングは、サイトのレイアウトが変更されるたびに動作しなくなる硬直したコードに依存していたが、Nova Actは自然言語の指示を用いてブラウザ操作を誘導する。この柔軟性により、ローテーションバナーやプロモーション用のポップアップといった動的なコンテンツにも適応でき、サイトが進化しても信頼性の高いデータ抽出を維持することが可能だ。
このシステムは、競合サイト上の膨大な商品を追跡する必要がある小売業者の価格調査において特に威力を発揮する。開発者は、手動でスプレッドシートを更新する代わりに、商品を検索し、構造化データモデルを通じて価格を抽出し、複雑なナビゲーションを同時に実行する並列ブラウザセッションを展開できる。このエージェンティックAI(自律型AI)アプローチにより、洞察を得るまでの時間が大幅に短縮され、企業は古いレポートに頼ることなく、ほぼリアルタイムで価格戦略を調整できるようになる。
また、Nova Actは倫理的・機能的な基準を維持するためにヒューマン・イン・ザ・ループ機能を統合している。エージェントが人間とボットを区別するセキュリティテストであるCaptchaに遭遇した際、プロセスを一時停止して人間のオペレーターに手動での解決を促すことができる。このハイブリッドなワークフローは、主要なコードエディタ専用の拡張機能と組み合わせることで、既存のAWSエコシステム内での自動ウェブエージェントの構築とスケールを簡素化する。