Totogi、AIエージェントで通信BSS変更を高速化
- •TotogiはAmazon Bedrockを活用したマルチエージェントAIで、通信事業者のシステム変更要求の自動化を実現した。
- •マルチエージェントの連携(オーケストレーション)により、変更要求の処理時間を7日間からわずか数時間に短縮した。
- •Claudeベースの専門エージェントが開発・テストの自動ループを回し、76%という高いコードカバレッジを達成した。
通信ソフトウェア企業であるTotogiは、従来のビジネスサポートシステム(BSS)が抱える硬直性を打破し、テレコム業界の変革を進めている。 同社が開発したAI駆動の相互運用レイヤー「BSS Magic」は、通信業務を特定のベンダーによる制約から切り離すことに成功した。 この技術の基盤には、複雑なデータ構造を意味論的な設計図へとマッピングする高度な通信オンソロジーが存在し、これによって異なるレガシーシステム同士が統合された知識ネットワークを通じて対話できる環境が整った。 この変革の要となるのが、Amazon Bedrockによって構築されたマルチエージェントフレームワークである。 ビジネス分析、技術設計、品質保証を担う専門のAIエージェントが連携し、ソフトウェア開発のライフサイクル全体を自動化する仕組みだ。 エージェントたちはエンジニアチーム全体の役割をシミュレートし、曖昧な要求事項を即座にデプロイ可能なハイファイ(高忠実度)なコードへと変換する。 その結果、従来は業界標準で7日間を要していた変更要求の処理時間は、わずか数時間にまで劇的に短縮された。 高い信頼性が求められる環境に対応するため、システムには厳密なフィードバックループが組み込まれている。 専任のテスターエージェントが自動テストを実行して要件を検証し、開発担当エージェントへリアルタイムに修正を促す。 検索拡張生成 (RAG)や精密なプロンプト・エンジニアリングを駆使したこの反復プロセスにより、コードカバレッジは76%に達した。 この事例は、エージェントティックAI(自律型AI)がレガシーなインフラをいかに近代化できるかを証明しており、あらゆる業界のエンタープライズ級ソフトウェア開発自動化に向けた先進的なモデルケースとなっている。