テキサス州、州政府AIの運用指針を策定
2026年3月3日 (火)
- •テキサス州情報資源局(DIR)がAIガバナンス規則と州共通の倫理規定を採択
- •各機関に対し、人間による監視や公平性、プライバシー保護の文書化を義務付け
- •データ習熟度評価を独立した報告要件とし、情報セキュリティ報告から分離
テキサス州情報資源局(DIR)は、州政府機関による人工知能の導入を監督するための強固な枠組みを正式に採択した。州議会法案1964号に基づき策定されたこの新規則は、人間による監視、公平性、正確性、救済、透明性、プライバシー、そしてセキュリティという7つの基本原則を中心とした、州全域に適用されるAI倫理規定を確立するものである。
これらのガイドラインは抽象的な理論に留まらず、出力結果を検証するための職員研修や機密データの管理など、具体的な運用の安全策を文書化することを各機関に求めている。また、市民に対しては、自動化されたシステムによる決定に段階を追って異議を申し立てることができる「救済」の重要な仕組みを導入した。この監視体制は、公共の福祉や個人の権利に重大な影響を与える可能性がある「厳格な監視対象」のAI技術において、特に厳格に運用される。
AIの展開と並行して、DIRはデータ管理とデジタル・アクセシビリティへのアプローチも洗練させている。組織がどれだけ効果的にデータを管理しているかを評価する「データ習熟度評価」は、これまでセキュリティ監査の一部に過ぎなかったが、今後は独立した報告書として提出することが義務付けられる。同時に、テキサス州はデジタル・アクセシビリティの基準を連邦司法省(DOJ)のタイトルII規則に準拠させることで、包括的な政府テクノロジーの最前線を維持する構えだ。