SK hynix、次世代AIメモリ「HBM4」を公開
2026年3月2日 (月)
- •AI需要の急増を背景に、売上高66.2兆ウォンという驚異的な業績を達成
- •2025年3月、世界初となる12層HBM4のサンプルを主要顧客に出荷開始
- •HBMやeSSDを軸とした「フルスタックAIメモリ企業」へのブランド刷新
SK hynixは半導体業界における巨頭としての地位を盤石なものとし、現代のコンピューティング需要に応えるべく「フルスタックAIメモリプロバイダー」へとブランドを刷新した。同社の2024年度の財務報告によると、売上高は66兆1900億ウォンに達している。この成長を牽引したのは、大規模な人工知能モデルの運用に不可欠な高帯域幅メモリ(HBM)や、企業向けソリッドステートドライブ(eSSD)といった特化型ハードウェアへの爆発的な需要である。
技術面における最も重要なマイルストーンは、2025年3月に行われた世界初の12層HBM4サンプルの出荷だ。HBM4は、DRAMチップを垂直に積み上げることで、従来の水平構成よりもデータ転送速度を劇的に向上させ、同時に消費電力を大幅に抑制した次世代メモリである。膨大なデータへの即時アクセスが不可欠な現在のAI時代において、この技術革新は大規模なニューラルネットワークの学習を効率化する鍵として期待されている。
また、同社はハードウェアの革新にとどまらず、経済的価値と社会的価値を同時に創出する「ダブル・ボトムライン」経営を推進している。社会的責任を事業戦略の中核に据えることで、グローバルなステークホルダーとの長期的な信頼を築き、技術を通じた社会課題の解決を目指す。4万6000人以上の従業員と広範な生産拠点ネットワークを擁するSK hynixは、世界のAIインフラエコシステムにおける中心的な柱としての存在感を高めている。