楽天とUber、ID統合とAI活用で提携を拡大
2026年2月7日 (土)
- •UberとUber Eatsに楽天IDを統合し、日本全国でのシームレスなポイント獲得を実現。
- •楽天AIを活用し、リアルタイムデータに基づく飲食店や旅行先のパーソナライズされた提案を検討。
- •連携を記念し、Uber Oneの70%割引などを含む「最強キャンペーン」を順次開始。
楽天グループとUberは、戦略的パートナーシップの大幅な拡大を発表した。今回の提携の核心は、UberおよびUber Eatsのプラットフォームにおける楽天IDの深い統合にある。これにより、日本国内のユーザーは配車サービスやフードデリバリーの利用を通じて、直接楽天ポイントを貯めることが可能となった。日本で最も普及している2つのデジタルエコシステムが、技術的な統合によって一つに繋がったのである。
今回の協力関係は、単なるポイント獲得の仕組みに留まらず、データ駆動型のパーソナライゼーションという未来志向のビジョンを掲げている。楽天グループの代表取締役会長兼社長である三木谷浩史(Mickey Mikitani)氏は、楽天AIと膨大なデータ資産を活用し、いかにして超個別のユーザー体験を提供するかを模索中だと明かした。例えば、リアルタイムの交通状況や個人の関心に基づいた最適な観光スポットの提案、あるいは楽天ぐるなびの情報を基にUber Eatsですぐに注文できる地元レストランの推奨などが具体例として挙げられる。
楽天の小売網とUberの物流網を組み合わせる本提携は、日本の消費者にとって「摩擦のない」デジタルライフを実現するための重要な一歩となる。これを記念して両社は「最強キャンペーン」を立ち上げ、Uber Oneの年会員費を70%割引にするなどの特典を打ち出した。AIを駆使して日常のルーティンを淀みのない体験へと変革しようとする、両社の戦略的な動きが鮮明になっている。