Notion 3.2:モバイルAIと新モデル対応、組織図機能を追加
2026年2月1日 (日)
- •Notion 3.2ではモバイル版「Notion Agent」が導入され、画面ロック状態でもAIによる音声メモの書き起こしが可能になった。
- •GPT-5.2やClaude Opus 4.5、Gemini 3といった最新モデルをサポートし、モデルを切り替えてもユーザーの文脈を維持できる。
- •エンタープライズ向けにAI利用分析ダッシュボードや、Jiraとの高度な双方向同期機能が実装された。
Notionにとって2026年最初のメジャーリリースとなる今回のアップデートは、AIの生産性をデスクトップから解放する「モバイルファースト」への大きな転換を象徴している。その目玉は、モバイルへのNotion Agent統合だ。これにより、移動中であってもデータベースの作成やウェブ検索といった複雑なバックグラウンドタスクを、AIに一任することが可能になった。
特定のAIモデルに縛られない「モデルアグノスティック」な柔軟性も実現した。ユーザーはGPT-5.2やClaude Opus 4.5といった最先端のLLMを自由に切り替えて利用できる。特筆すべきは、モデルを変更してもプラットフォーム側で「記憶」が維持されるコンテキストの永続化だ。ワークスペース内の固有情報が失われないため、AIの「脳」を入れ替えてもシームレスに作業を継続できる。
法人向け機能では、マネジメント層と開発現場の連携がより強固になった。強化されたJira連携により、開発チケットをNotionに同期できるだけでなく、収益への影響度といったカスタムメタデータを双方向に反映できる。また、新設された社員名簿(People Directory)とAI分析ダッシュボードにより、管理者はチームがどのように自動化ツールを活用しているかを詳細に把握することが可能だ。
さらに、Notion Mailのマルチアカウント対応や、アプリ全体のパフォーマンス向上といった長年のユーザー要望にも応えている。WindowsおよびMac版のデスクトップアプリは2桁台の速度向上を達成した。AIエージェントやModel Context Protocol(MCP)への対応を進めつつも、ユーザー体験という基本を疎かにしない姿勢が伺える。