Newcode、エージェンティックAI開発に650万ドル調達
2026年3月17日 (火)
- •ノルウェーを拠点とするリーガルAIスタートアップのNewcodeが、シードラウンドで650万ドルの資金を調達した。
- •法務向けのプラットフォームを、単なるAIアシスタントから自律的な実行能力を持つエージェンティックなモデルへと転換させる。
- •調達資金は、自律型インテリジェンス層のエンジニアリング強化とグローバルなエンタープライズ展開に充てられる。
ノルウェーを拠点とするリーガルテック・スタートアップのNewcodeは、The Legal Tech FundおよびAlliance VCが主導する資金調達ラウンドで650万ドルの調達を完了した。既存のリーガルツールの多くが生成AIチャットや基本的な文書レビューに重点を置く中、同社は「AIネイティブなオペレーティングシステム」の構築を目指している。これは、AIが複雑なマルチステップのワークフローを管理し、複数の情報を段階的に接続しながら最終的な法的成果物を生成する実行型モデルへの移行を意味する。
Newcodeの創設者であるマゲド・ヘルミー(Maged Helmy)CEOは、今回の資金によって、企業の既存データやアプリケーション上で自律型インテリジェンス層として機能する「エージェンティック・プラットフォーム」を強化すると強調した。監査可能性と柔軟なデプロイを優先することで、エンタープライズレベルの法務業務に不可欠な厳格なセキュリティと管理要件に対応する方針だ。この戦略により、AIによる出力が単なる提案にとどまらず、プロフェッショナルの法的ワークフローにおける信頼性の高い構成要素となることを目指している。
今回の投資は、AIが単なる付随的な機能から、基盤となる競争力の核となるインフラへと市場がシフトしていることを象徴している。法律事務所が汎用的なツールからの脱却を模索する中、組織内の知識を自動化された業務フローに統合できるシステムへと関心が移っているのである。Newcodeはこの勢いを活かし、主要な国際法律事務所や企業の法務部門における導入を加速させ、現代のリーガル実行支援の中心的なハブとしての地位を確立する計画だ。