New Relic、AWS上でAIアシスタント「NOVA」を公開
- •New RelicがAmazon Bedrock基盤の生産性向上AIエンジン「NOVA」を導入。
- •コードレビューや権限申請などのエンジニアリング業務を自動化し、80%の精度を達成。
- •Amazon Nova LiteとMCPの活用により、外部サービスとの複雑な多段階連携を実現。
デジタルオブザーバビリティ(可観測性)の先駆者であるNew Relicが、分散したドキュメントの統合とエンジニアリング業務の自動化を目的とした社内用AIアシスタント「NOVA」を発表した。AWS Generative AI Innovation Centerとの共同開発により誕生したこのツールは、単なる検索エンジンから、1日1,000件以上のクエリを処理する生産性のハブへと進化した。実際にGitHubやSalesforceといった主要プラットフォームと連携することで、情報検索に要する時間を数時間からわずか20秒未満へと劇的に短縮し、エンジニアが本来の「構築」作業に集中できる環境を整えている。
NOVAのアーキテクチャは、チームの権限リクエストやサービス制限の変更といった複雑なタスクを処理する高度なオーケストレーション層に支えられている。ここでは、外部ツールとの安全かつ一貫した対話を可能にする新しい標準規格「モデル・コンテキスト・プロトコル (MCP)」が採用された。この設計により、NOVAはエージェンティックAI(自律型AI)として機能し、人間による常時の監視を必要とせずに、ソフトウェアエコシステム全体で多段階のワークフローを自律的に実行できるのが大きな特徴だ。
システムの信頼性を維持するため、New Relicは別のAIが回答の正確性を採点する独自の監査・評価システムを導入している。基盤となるAmazon Bedrock上では、Amazon Nova LiteとProのモデルを状況に応じて動的に切り替え、処理速度と推論の深さを常に最適化している。こうした階層的なアプローチと独自のデータ強化を組み合わせた結果、NOVAは膨大な技術ナレッジベースにおいて80%という高い精度を実現するに至った。