Midjourney、Web版パーソナライズとNiji 7を強化
2026年3月11日 (水)
- •MidjourneyがWebベースの直感的なパーソナライズUIを導入し、手間のかかる画像比較方式を廃止した。
- •アニメ特化モデルのNiji 7において、パーソナライズ機能とムードボードによる詳細なスタイル制御が可能になった。
- •プラットフォームの性能向上と次世代SNS機能の準備のため、Web版のチャットルーム機能が終了した。
Midjourneyは、Webベースのパーソナライズシステムを大幅に刷新し、ユーザーが出力スタイルを調整する方法を根本から変えた。これまでの1対1で画像を選んでランク付けするという手間のかかる手法から、多様なギャラリーをスクロールして好みのスタイルを選択する直感的なインターフェースへと移行している。この変更は、ユーザーの「選択疲れ」を軽減すると同時に、個々の視覚的嗜好を学習するアルゴリズムの精度を向上させることが狙いだ。
このアップデートによる恩恵は、アニメやイラストに特化した最新モデルであるNiji 7にも及んでいる。新たに導入されたパーソナライズ機能と、AIの視覚的な指標となる画像の集合体である「ムードボード(Moodboard)」を組み合わせることで、クリエイターは異なるプロンプト間でも一貫した独自のスタイルを維持できるようになった。ランダムな生成から意図的なアートディレクションへと移行したいアーティストにとって、こうした細やかな制御機能は極めて重要である。
クリエイティブツールの強化に加え、Midjourneyはインフラの最適化も進めている。Web版のレガシーな「ルーム」機能を終了させることで、サイト全体の速度とレスポンスを大幅に改善する計画だ。現在、コミュニティ機能は一時的にDiscordへ集約されているが、開発チームはこれがWeb向けに設計されたより高度なソーシャル機能へと進化するための布石であると示唆している。