美団、5600億パラメータの推論モデルを公開
2026年1月26日 (月)
- •美団(Meituan)が5600億パラメータの混合専門家モデル (MoE) 「LongCat-Flash-Thinking-2601」をリリース。高度な推論能力を備える。
- •エージェンティックな検索やツール統合タスクにおいて、オープンソースモデルとして世界最高水準(SOTA)の性能を達成。
- •「Heavy Thinking」モードの搭載により、複雑な問題解決時に推論の深さを拡張する推論スケーリングを実現。
美団(Meituan)のLongCatチームが、5600億という膨大なパラメータを持つオープンソースモデルを公開した。 「LongCat-Flash-Thinking-2601」と名付けられたこのシステムは、静的な知識の提示にとどまらず、能動的な問題解決を可能にすることを目指して設計されている。 このモデルの最大の特徴は、AIが自律的にソフトウェアツールを使いこなし、ウェブを検索して複雑な要求に応える「エージェンティックAI(自律型AI)」としての能力だ。 特に、リンク切れや矛盾した情報といった現実世界の「ノイズ」に対する強さが際立っている。 研究チームはあえて訓練プロセスに不完全なデータを取り入れることで、単なるパターンの暗記ではなく、不測の事態から立ち直るための「回復戦略」をモデルに学習させたのだ。 技術的な基盤には「DORA」と呼ばれる非同期型の強化学習フレームワークが採用されており、1万もの異なるデジタル環境での効率的な学習を可能にした。 さらに、応答フェーズでより多くの計算リソースを割り当てる「Heavy Thinking」モード、すなわち推論スケーリングを導入。 思考の深さと幅を動的に拡張することで、高度な論理的先読みと適応的な計画が必要な、マルチターンの複雑な対話にも対応している。