Infobip、Microsoft 365 Copilotで業務を劇的に効率化
2026年3月25日 (水)
- •Microsoft 365 Copilotの導入により、データ分析に要する時間を数日から数時間へと大幅に短縮した。
- •チーフ・アライアンス・オフィサーが、複雑な交渉の要約やフォローアップ業務の自動化にAIを活用している。
- •Copilot StudioでカスタムAIエージェントを構築し、開発コストを抑えつつ社内業務を最適化した。
クロアチアに拠点を置く有力なクラウド通信プラットフォームであるInfobipは、パートナー管理戦略にMicrosoft 365 Copilotを統合することで、経営陣の業務プロセスを再編している。同社のチーフ・アライアンス・オフィサーを務めるベセリン・ヴコヴィッチ(Veselin Vuković)は、生成AIを用いてグローバルな企業間関係の機微を読み解くことで、従来の取引中心の関わりからデータ駆動型の協調体制へとシフトしたことを強調した。このツールの活用により、組織は手動でのデータ解析から、迅速で自動化されたインサイトの獲得へと転換を遂げている。
こうしたツールの用途は、単なるチャット機能にとどまらない。ヴコヴィッチは、予測可能な形式の構造化データからメールのような自由形式のテキスト(非構造化データ)まで、膨大な情報を集約して高度な意思決定に役立てている。この変化により、分析に要する期間は数日間からわずか数時間へと短縮された。さらに、会議から得られた知見はOutlookやPlannerへ直接反映されるよう統合されており、手入力を介さずに重要な文脈を維持することが可能だ。
専門的な能力をさらに強化するため、InfobipはCopilot Studioを用いてカスタムエージェントを開発している。これらはMicrosoft Teams内で特定のビジネスロジックや社内ナレッジの検索を担うよう設計された、専用のAIプログラムである。この戦略によって、同社は大規模なソフトウェア開発コストを抑えつつ、業務のスケールアップを実現した。ヴコヴィッチは、AIの導入にはビジネスにおける摩擦点を見極め、プロセスの進化に対して好奇心を持ち続けることが不可欠であると述べている。