グーグル、ミネソタに新データセンターとクリーンエネルギー計画を発表
2026年2月24日 (火)
- •グーグルがミネソタ州パインアイランドを新データセンターの建設地に選定し、AIインフラの拡大を図る。
- •Xcel Energyとの提携により、風力、太陽光、蓄電池を合わせ1.9ギガワットの発電容量を追加する。
- •新たな「クリーンエネルギー・アクセラレーター・チャージ」契約により、公共料金の負担が地域住民に転嫁されるのを防ぐ。
グーグルによる最新のインフラ拡張が、ミネソタ州パインアイランドで始動した。これは持続可能性に関する野心的な目標を維持しつつ、計算能力を大幅に強化しようとする同社の取り組みにおいて重要な一歩となる。今回のデータセンター新設は、単なる地域経済の活性化にとどまらず、膨大な産業成長と地域住民のコスト負担増を切り離すための、革新的なエネルギー調達モデルの試験場としても機能する。
この合意の核となるのが、Xcel Energyと共に開発された「クリーンエネルギー・アクセラレーター・チャージ(CEAC)」と呼ばれる契約体系だ。この仕組みにより、グーグルは自社の電力供給に関連する全費用を負担し、大規模データ施設が地域の送電網に負荷をかける際に生じがちなコスト転嫁を防止する。電力負荷のバランスを保つため、プロジェクトには1,400メガワットの風力、200メガワットの太陽光、そして300メガワットの特殊な鉄空気電池による蓄電システムが組み込まれた。
Form Energyが提供する鉄空気電池は、長時間のエネルギー貯蔵への転換を象徴しており、日照や風が乏しい状況下でも送電網の安定性を維持できる。さらに、グーグルは「CapacityConnectプログラム」に5,000万ドルを投じ、分散型の小型バッテリーネットワークを展開して送電網のレジリエンスを高める方針だ。こうした戦略は、現代のコンピューティングが求める膨大な電力需要を満たすため、AIインフラと革新的な再生可能エネルギー・ソリューションを併設することの重要性を浮き彫りにしている。