GoogleとISTE、米教師600万人にAI研修を無償提供
2026年2月24日 (火)
- •GoogleとISTE+ASCDが提携し、米国の教育者600万人にAI研修を無償で提供する。
- •GeminiやNotebookLMなどの実践ツールに加え、アルゴリズムのバイアスや責任ある利用指針を学ぶ。
- •ISTE基準に準拠したプログラムを通じて、全学年でのAI活用の基礎固めを目指す。
Googleは教育テクノロジーの非営利団体であるISTE+ASCDと提携し、全米の約600万人の教育者を対象とした大規模なAI研修プログラムを始動させた。この取り組みは、教室現場でのAIツールの急速な普及に対し、それを効果的に活用するための専門的なスキル開発が追いついていないという現状の課題を解決することを目的としている。
カリキュラムは幼稚園から高校(K-12)の教師から高等教育機関の教員まで、あらゆる分野の教育者が柔軟に利用できるよう設計されている。参加者はGoogleの対話型AI「Gemini」や「NotebookLM」を活用し、パーソナライズされた指導案の作成やバーチャル学習コーチの構築を実践的に体験する。単なる技術習得にとどまらず、AIモデルが偏った結果を出力する「アルゴリズムのバイアス」の特定や、生成AI技術を安全に扱うための責任ある利用についても重点を置いている。
ISTE+ASCDが掲げる「AI対応型の卒業生」の育成基準に準拠することで、教師が生徒に対して複雑な問題解決やコミュニケーションにAIを活用するよう指導できる体制を整える。研修を修了した教育者には、特定のスキル習得を証明するデジタルバッジである「マイクロクレデンシャル」が授与され、先端システムを教育現場に統合する能力が公的に証明される。テクノロジーが指数関数的に進化する時代において、この提携はAIへの対応力をあらゆる教室の基礎スキルにすることを目指している。