Google、Android向け生成ビデオとXR機能を発表
2026年3月2日 (月)
- •音声同期型の動画生成AI「Veo」をAndroid端末に導入
- •「かこって検索」に衣類の仮想試着機能を追加
- •GeminiがPixel 10やSamsung端末で複数ステップの自動処理に対応
GoogleはMWC Barcelona 2026のステージに立ち、Androidエコシステムをよりインタラクティブかつ直感的なものへと変容させるAI機能群を披露した。特に注目を集めているのは、ユーザー自身をレトロな雑誌の表紙といったクリエイティブな場面に配置できる「Nano Banana」だ。これに加え、Googleの動画生成モデル「Veo」が音声と同期した没入型クリップの制作に対応したことで、モバイルにおけるコンテンツ制作のあり方は劇的な進化を遂げた。
クリエイティブ領域にとどまらず、日常生活やコマースへのAI統合も一段と加速している。「かこって検索(Circle to Search)」のアップデートにより、画像内の衣類を特定するだけでなく、拡張現実を通じて仮想的に試着することが可能となった。コンピュータビジョンが生地の質感やフィット感をデジタル上でシミュレートすることで、単なる閲覧から購買行動へのスムーズな移行を実現しているのが特徴だ。
AIアシスタントの役割も、より自律的なものへと進化している。Geminiは複雑な多段階のタスクをこなす能力を備え、複数のアプリを横断して処理を完結させるパーソナルコーディネーターとして機能する。これらの機能はバルセロナでのデモを経て、Pixel 10やSamsung Galaxy S26シリーズで順次展開される予定だ。あわせて、空間オーディオを駆使して都市探索を豊かにするXRヘッドセットやプロトタイプ眼鏡といった、次世代ハードウェアの開発も着実に進んでいる。