ゴールドマン・サックス、AI市場のトレンドとバブルのリスクを分析
2026年2月15日 (日)
- •ゴールドマン・サックス会長兼CEOのデービッド・ソロモン(David Solomon)が、グローバルなM&Aと市場効率化を促進するAIの役割を強調
- •AIインフラへの巨額投資が投機的なバブルなのか、あるいは構造的な成長なのかについて、アナリストらが激しく議論
- •ポッドキャスト番組にて、米中の技術競争が2026年のグローバル資産配分に与える影響を考察
ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)の最新ポッドキャスト「Exchanges」シリーズでは、2026年に向けた人工知能(AI)分野の戦略的展望が示された。同社の会長兼CEOであるデービッド・ソロモン(David Solomon)は、AIがもはや単なる流行語ではなく、企業買収(M&A)や市場の効率化を牽引する中核的な原動力になったと力説している。
今回の議論では、AIインフラや推論への膨大な資本支出が、投機的なバブルを形成しているのではないかという重要な疑問を深く掘り下げた。一部のアナリストはITバブル期との類似性を指摘しているものの、同社のコンセンサスは、AIによる根本的な生産性の向上は現実であるという考えに傾いている。実際に、大規模な自動化の導入は、世界中のさまざまなセクターにおける資産価値の評価手法を根本から変えつつあるのだ。
さらに、同シリーズは米中間の技術覇権争いという地政学的な側面にも着目している。半導体サプライチェーンをめぐる支配権争いは、地域ごとの投資戦略を大きく再構築させる要因となっている。こうした状況下で、投資家は主要なチップメーカー以外の領域で「アルファ(超過収益)」を特定しようと動いており、特に行務ワークフローを自動化するエージェンティックAI(自律型AI)を巧みに実装する企業に熱い視線が注がれている。