Figma、ConfigでAI搭載デザインツールを発表
2026年3月4日 (水)
- •Figma MakeがPrompt-to-app機能を実現し、高精度な試作と設計の反復を加速させる。
- •新ツールFigma Sitesにより、レスポンシブなWebサイトの設計から公開までを直接実行可能になる。
- •Figma DrawとFigma Buzzが登場し、ベクター編集とマーケティング連携の効率が大幅に向上する。
Figmaの年次カンファレンス「Config」は、生成AIをクリエイティブなワークフローに直接統合することで、デザイン界の大きな転換点を示した。目玉機能であるFigma Makeは、デザイナーがテキストプロンプトから機能的なアプリインターフェースを即座に作成することを可能にする。完成品に近い挙動や外観を再現するハイフィデリティ・プロトタイピングの自動化により、開発の初期段階で陥りがちな「白紙の恐怖」を解消することを目指している。
単なる生成にとどまらず、Figma Sitesを通じて静的なデザインとライブコードの橋渡しが行われる。この新ツールにより、デザイナーはプラットフォームを離れることなく、レスポンシブなカスタムWebサイトを構築・公開できるようになり、デザインからエンジニアリングへの引き継ぎプロセスが大幅に効率化される。この「表現力豊かな効率性」の追求は、非技術職のクリエイターにとってもWeb公開の技術的障壁が大幅に下がる未来を示唆している。
また、ブランドデザイナーとマーケターが大規模に共同制作を行うための専用スペース、Figma Buzzによる連携強化も発表された。一方で、Figma Drawの導入により、数式に基づいたパスで構成されるベクター編集に、より直感的なアプローチがもたらされる。これらの一連のアップデートは、AIを単なる人間の代替ではなく、迅速な試行錯誤とシームレスなチームワークを促進する触媒として活用するという、Figmaの広範な戦略を反映したものだ。