Figma、デザインとコードを同期するAIツールを発表
2026年2月20日 (金)
- •FigmaがClaude Codeとの連携を発表。本番コードを編集可能なデザインアセットへ逆変換し、同期を維持する機能が登場した。
- •新しいモデル・コンテキスト・プロトコル (MCP) サーバーを通じて、デザインの文脈を開発者向けのAIエージェントに直接共有可能になった。
- •プロンプトからプロトタイプを即座に生成する「Figma Make」がベータ版を終了。Gemini 3 Proを活用した高速な試行錯誤を支援する。
Figmaは、新たなAI機能群を通じて、クリエイティブなデザインと技術的な実装の境界線を根本から再定義しようとしている。なかでも「Claude Code to Figma」の導入は、本番環境のコードを編集可能なデザインアセットへと逆変換することを可能にし、開発ライフサイクル全体で「信頼できる唯一の情報源(Source of Truth)」の同期を維持する。これにより、コードとして実装された実体とキャンバス上の視覚的なデザインとの間のギャップが解消されることになる。
また、Figmaはモデル・コンテキスト・プロトコル (MCP) に注力することで、デザインデータを開発者の主要な作業環境に直接統合する道を開いた。MCPサーバーの活用により、開発者はデザインの意図や文脈を大規模言語モデルに正確に伝えることができ、より精度が高くデザインに忠実なコード生成が可能になる。この仕組みは、デザイナーからエンジニアへの「ハンドオフ」の際に生じがちな情報の欠落や技術的な摩擦を大幅に軽減する効果が期待されている。
さらに、ジェネレーティブツール「Figma Make」がベータ版を終了し、正式に提供が開始された。この機能はGemini 3 Proのような高度なモデルを活用し、テキストのプロンプトから即座に機能的なプロトタイプを生成する。チームはレイアウトやスタイルを迅速に検討できるようになり、最終製品の制作に向けたスピード感を保ちながら、より大胆なビジョンを描くことが可能だ。他にも、ラスタ画像を拡大可能なベクタ形式に変換する「Vectorize」などの補助ツールが、制作プロセスを一層加速させている。