シティ、Sakana AIに初の戦略的投資を実施
2026年2月25日 (水)
- •シティグループが日本企業への初の戦略的投資として、スタートアップのSakana AIへの出資を決定した。
- •Sakana AIの専門的な研究開発力を活用し、グローバルな金融イノベーションの加速を目指す。
- •MUFGや大和証券、サンタンデール銀行に続く提携により、Sakana AIの国際的な拡大が加速している。
既存のモデルを統合して新たなモデルを自動生成する「進化適応型モデル構築(Evolutionary Model Discovery)」で注目を集める東京のスタートアップ、Sakana AIがシティグループから戦略的投資を受けた。これはシティによる日本企業への初の戦略的投資であり、急速に発展する日本のAIエコシステムとSakana AIの高度な研究能力に対する大きな期待の表れといえる。
この提携の主な目的は、Sakana AIの技術スタックを世界の金融セクターに統合することにある。高度な研究と実務への応用を橋渡しする同社の能力を活かし、シティはデジタルトランスフォーメーションと業務効率の向上を加速させる方針だ。実際にSakana AIは2025年、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)や大和証券グループなどの大手金融機関と連携し、金融の特定領域に向けたカスタムモデルの構築において実績を上げている。
今回の投資は、Sakana AIの急速な国際展開を象徴する出来事でもある。スペインのサンタンデール銀行が参加したシリーズBラウンドに続き、シティが加わったことで、同社は強力なグローバルネットワークを手に入れた。同社の共同創業者兼CEOであるデビッド・ハ(David Ha)氏は、今回の支援によって最先端のAI技術を専門的な金融ドメインに適用し、自動化が進む市場や銀行業務のあり方を変革できると強調している。