Amazon Bedrock、AIエージェントのブラウジング機能を強化
- •Amazon Bedrock AgentCore Browserがプロキシに対応し、企業のセキュアなネットワークへの統合が可能になった。
- •永続的なブラウザプロファイルの導入により、AIエージェントがセッション状態やログイン情報を保持できるようになった。
- •Chrome 拡張機能をサポートし、広告ブロックや自動認証などのカスタマイズが可能になった。
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は、企業環境でAIエージェントが効率的にウェブを閲覧できるよう設計されたツール「Amazon Bedrock AgentCore Browser」に対し、3つの重要なアップグレードを実施した。これまでのエージェントは、ウィンドウを開くたびに「白紙」の状態から動作を開始していたため、ログイン情報やセッション履歴が失われていた。今回導入された永続的なプロファイル機能は、クッキーやローカルストレージ(セッションデータ)を保存することでこの問題を解決し、エージェントがショッピングカートの管理などのタスクを、再ログインなしで中断した場所から再開することを可能にする。
セッション状態の維持に加え、セキュリティを重視する組織にとって極めて重要なプロキシ設定機能が追加された。インターネット接続を中継・管理するプロキシサーバーを介してトラフィックをルーティングすることで、企業はエージェントに安定したIPアドレスを割り当て、厳格な社内ネットワーク規則を遵守させることができる。これにより、一貫した識別情報を必要とするセキュリティシステムによってエージェントがブロックされる事態を防ぐことが可能となった。
最後に、Chromeスタイルの標準的なアドオンをロードできるブラウザ拡張機能のサポートが開始された。この機能により、開発者は広告ブロックや特定のコンテンツ修正など、専門的なツールをエージェントの環境に組み込むことができ、複雑なウェブサイトとのやり取りにおける柔軟性が向上する。これらの機能強化により、エージェンティックAI(自律型AI)は単なるウェブスクレイピングの道具から、ビジネス現場での認証が必要な多段階のワークフローをこなす洗練されたデジタルワーカーへと進化した。